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●そろそろ大きな仕事の納品が終わる頃

大昔、大晦日まで仕事をして正月も元日の夜から仕事とをしていた頃があった。そんなに稼いでどうする? なんてつっこみをされそうだが、その頃は某メーカーの外部スタッフとして、悪い言い方をすると組み込まれたプログラムのような使われ方をしていた。担当課長は日曜の深夜にまでズカズカと自宅に上がり込んでは私の仕事の進行状態を確認しにきた。しかし、それは新製品を開発する仕事に少なからず関わっているデザイナーとしては当然の事と当時の私は自分を納得させていたが、後になってそれはとんでもない勘違いであった事を知った。なんと、その課長が上司にご機嫌伺いのための手土産としてのデザインを私に依頼していたのである。どうりで、いくら作成しても次から次へと変更や調整が入っていたので、少しばかりおかしいと感じていたが・・・まさか・・・そんな事であったとは。もちろんすべての仕事がそれだけではなかった事も付け加えておく。そして、もし、通常の仕事だけであれば、土日はその会社の社員と同様に休息をとることも可能であった・・・。しかし、この情け容赦のない個人の野望の道具に振り回された結果、私はある時青山の町中で深夜倒れてしまったことがあった。若いから大事には至らなかったが、今振り返ってみると背筋が寒くなる。でも、それがもしかしたら今の元気に繋がっているのかもしれない。とりあえず最近はそんな風に考えることにしている。そんな昔話を思い出していたら、今年の仕事も大きな物がそろそろ納品完了で一段落しそうな感じだ。

2000/12/17


このコラムは私自身の体験等を整理したもので、内容を推奨・保証するものではありません。






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