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●薄着は老化の証?

今だにTシャツ一枚で過ごしている私は、買い物などに出かけると異様な目で見られる。それはそうだろう。既にTシャツ一枚でヘラヘラしている人を探す方が難しい季節だからだ。しかし私としては、まだこの程度の気候で、フリースやセーター着たりする気にはならない。だが、実際の気温とは無関係に何月というイメージだけで着るものを変更してしまうのは世の常なのだろうか。あるいは、現代人は、基礎代謝が極端に鈍化しているのだろうか。そこで少々巷の情報を収集してみて唖然としてしまった。今や若い人ほど季節なりのファッションで固めるらしい。実際に気温が何度あろうが関係ないのだそうだ、概して高齢者の方が案外薄着らしい。修羅場をくぐってきた高齢者の体力の方が、ぬるま湯に使ってきた若者よりも強いということなのだろうか。だとすると、今時Tシャツ一枚で過ごしている私は、思いっきり高齢者に分類されてしまう。かつて先輩に、ワイシャツの下にランニング(当時はこう呼んだが今はタンクトップ)やTシャツを着るのは透けて見えてダサイし、出来るかぎり薄着でいたほうが健康を保てると教わった。言われてみればアラン・ドロンやジャンポール・ベルモント(既に誰だか知らない世代のほうが多いのが寂しい)はワイシャツを直に着ていたっけ。更に子供の頃おなかの弱い私はいつも腹巻きをしていたが、ある時若い内科医からも、それはかえっておなかを弱くすると言われ、腹巻きをしない生活にしてから健康になった事を思い出した。考えてみれ人間も最初は裸で生活していたわけである。だとすればTシャツ一枚でも軟弱な生活なのかもしれない。もちろん無理して薄着で生活する必要などまったくないが、老化の証と言われても、無理のない程度に今後も薄着を心掛けたいと改めて感じてしまった。

2001/10/26


このコラムは私自身の体験等を整理したもので、内容を推奨・保証するものではありません。






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