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●再び銭湯開始

久しぶりにまた銭湯に出かけた。もしかしたら今年は初めてかも知れない。この近くの銭湯の話は以前もしているので重複はさけるが、相変わらずガラガラのカランの中にいる8人ほどのおじさん(見ための話)のうち2人は死ぬほど力入れて歯磨きをしていた。昔からこの銭湯で歯磨きするおじさんというのを私は理解できずにいる。彼らは宇宙人? で、もってここは作り物の林檎やバナナの木がジャングルのようにはりめぐされている妙に悪趣味の銭湯なのである。しかも・・・浴場の中にでである。初めて見れば誰しもビビル世界だ。で、今回初めて発見したもは、これらに混じって本物のバナナの木みたいなものが3本もあったのである。男湯と女湯の境の塀に括り付けてあるのには笑ってしまった。確かに湿度と熱気は熱帯だが・・・何か違うような木がして成らない私である。さてさて、この銭湯はそれなりに気に入っているのだが、一つだけ気分の悪いことがある。それは番台に鎮座した老婆である。80歳はとっくに越えている風貌にも関わらず岩のような鉄面皮の無表情婆さんなのである。声も出さないし目も動かない。はじめて見たときは作り物かと思ったくらいである。客商売は笑顔が命だとは思うが、今時斜陽となった東京の銭湯にそれを求めるのは酷というものだろうか。とはいうものの午後3時の開店前30粉ぐらいから近所の婆さん連が順番の行列を作っている。この寒いのに凄いパワーだ。兎に角後継者がいないのでふてくされているのかもしれない。

2001/11/26


このコラムは私自身の体験等を整理したもので、内容を推奨・保証するものではありません。






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