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●あと1ケ月で2001年も終わり

暗く悲しい事件ばかりが目立つ暗黒のスタートとなった21世紀最初の年も、あと1ケ月ほどで終わってしまう。なんだかジェット機で元日から一気にきてしまったような気がする。そして気が付けば1年後に似たようなコラムを書いているのかも知れない。しかし、不思議なもので、都内に住んでいるのに今年はどうやらとうとう一度も会わず終いという友人が数人いる。これってなんとなく寂しい気がするが、慌ただしいのは元気な証拠かもしれない。願わくば景気が回復して昔のように業界全体に勢いがつくと面白いのだが、それは当面なさそうだ。中学生の頃だったか? 『絶交ノート』というのがあった。いや、私がつけていたわけではない。友人がやっていた暗い遊びだが、今振り返ってみると興味深く面白い趣向である。どんな事かというと、1年の締めくくりとして『その年に手に入れた者と物、失った者と物』を整理して書き留めておくというものである。元々は友人関係の交友録が、いつしか絶交した人の記録となって、更に話が入れ替わったようだった。だから『絶交ノート』というのだそうだ。長いスパンで振り返ってみると面白いのではないだろうか。小学校の卒業アルバムの最終ページには、当時の物価が記載されている。タークシーの初乗りだとか、米の値段だとかが。こういった事は胃までは特に記載せずともメディアに腐るほど資料が残っているので資料としての価値は無いが、個人の生活の断片としての『その年に手に入れた者と物、失った者と物』っていうのは面白いんじゃないだろうか。さて、あと1ケ月で2002年だ。

2001/11/30


このコラムは私自身の体験等を整理したもので、内容を推奨・保証するものではありません。






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