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●ビタビタの新聞を思い出した。

21日は、朝から雨で憂鬱な日となってしまった。雨だと流石に散歩という気分にはなれないからである。ところで、雨の日だと決まって新聞は書店のマンガ本のようにビニール袋に入った状態で届くようになった。いったい何時から届くようになったのか忘れてしまったが、便利だとは思うが、そこまでする必要があるのだろうかという気になる。それとも再生率の高い新聞紙を可能な限り対説に扱うという意味なのだろうか。個人的には、雨の日に届くビタビタの新聞というのも風情があっていいと思うのだが、そんな事をいうのは変質的だろうか。でも、例えばこの雨の日に届くビタビタの新聞を、採りたての土の付いた野菜、虫の穴の空いた林檎に置き換えるのは極端だろうか。そこまで目くじらを立てる必要はないと私も思うが、明らかに無駄と思えるほど何重にも包装された商品に麻痺してしまった我々は、もうビタビタに濡れた新聞紙を許容できなくなってしまったのかもしれない。それは、虫のいない芝生の上でなければキャンプは出来ない人になってしまうのに似ている気がする。だからと言って小雨なんだからと突っ張り、傘もささずに散歩などしてしまうと酸性雨に犯されてしまう。虫のついた果物なら皮ごと食べられるが、そうでないものは農薬とワックスでベッタリの皮は取らなくては病気になってしまう。やはり価値観は目まぐるしく変化しすぎているようだ。そうだ、私も既にビタビタの新聞を乾かしてから読むような時間の余裕は無いのであった。

2002/10/22


このコラムは私自身の体験等を整理したもので、内容を推奨・保証するものではありません。






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