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●メディア規制法は必要かも

所謂メディア規制法とは、簡単に整理とする『報道の自由の名のもとに人権を侵害してはいけない』『人権・プライバシーの保護と表現の自由は両立できる』『法案は国民生活を守るの事が狙いで、報道の自由、表現の自由を侵害するものではない』『メディアを規制する公権力による関与・罰則もない」という内容だ。これに対してマスコミは一斉に『メディアによる人権やプライバシー侵害の問題は本来、報道機関の自主的な対応で解決をはかるべきであり、メディア自身の自覚・改善努力に任せるべきである。それを個人情報保護や人権擁護を名目に、報道の自由に制約を加えることは、権力を監視する立場にあるメディアにとって言論の死を意味することになる。』と唱えている。当初私は、どちらかと言えばメディア規制法に反対であった。しかし、昨今の、いわゆる拉致被害者の加害国に取り残された家族への不謹慎・無神経とも言える一部の取材報道と、それに対する一般視聴者からの反論を『事実を知る必要がある』という偏った偏見に基づく一刀両断的な対応を見せつけられてしまった後では、このメディア規制法は、もしかして必要なんじゃないかと確信してしまった。思えば、凶悪犯罪に関係した遺族や加害者の親族への土足で家に上がり込むような取材合戦は今に始まったことではないが、それが本当に視聴者の知る権利なのだろうか。加害者の親族というだけで、何故あのような仕打ちを受けなければならないのだろうか。報道することとは、そんなに正しく正義の塊なのだろうか。なにか胡散臭いイメージばかりが目立つような気がしてならない。先の問題で『事実を知る必要がある』と視聴者のクレームを一刀両断したジャーナリストは、誘拐事件の報道規制についてどう考えているのだろうか。これだけ情報が瞬間的に世界中を恐ろしいスピードで駆け抜ける時代にあって、もっとも危険な兵器は報道なのかもしれない。そして同時に、あまりに過激な方が多い中で、真摯に活動をされているジャーナリストの方が霞んでしまうことがもっとも危惧する問題ではないだろうか。

2002/11/19


このコラムは私自身の体験等を整理したもので、内容を推奨・保証するものではありません。






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