1422

●フリーター現象

ウケ狙いで最近私は自己紹介の時に『フリーター』という肩書きを使うが、あまりいい言葉ではないのは確かだ。しかし意に反してあまりにも増大するフリーター現象に政府はやっと対策に本腰を入れ始めたようだ。このままだと大袈裟な話、国の存亡に関わってしまう。で、政府が考えたことは、まず手始めに小学生からの職業観を育成するとか。しかし、私見ではあるがフリーター現象の根底には職業観に対する偏重というものがあるのではないだろうか。相変わらず『何をするか』ではなく、『なんという名前の大学を出て、なんという名前の会社に勤めているか』ということだけが尊重される世間の目みたいなものに翻弄されている方が多いからではないかと思う。聞くところによると、カルト教団に陶酔する方の多くは、その日にどんな服を着るかも自分で決められない方が多いそうだ。女性の例なら毎日つける口紅の色を自分で決められないのだとか。信仰とて、自分の意思で行動することが全ての基本ではないだろうか。私はこの部分に随分昔から引っかかっていた。そして、その答えの一つをアメリカ人の言葉からみつけることが出来た。それは、今生天皇が皇太子時代に影響を受けた専属家庭教師であるエリザベス・グレイ・ヴァイニング女史の有名な言葉『人間であれ、自分で考えろ。』である(少し前に偶然TVで紹介されていた)。今の日本人全てが再考する言葉であるような気がする。要するに『人の目を気にせず、自分の目で見て自分で考え自分で判断する。』というわけだ。その訓練が出来なければ、上っ面の指導という名の教育などなんの役にも立たないと思うのだが・・・。


2003/12/16


このコラムは私自身の体験等を整理したもので、内容を推奨・保証するものではありません。






このサイトの全ての著作権は海津ヨシノリに帰属します。
このサイトの全てのデータの無断使用、転載、改竄、出版などを禁止します。
The copyright of this web site to Yoshinori Kaizu. Unauthorized copying, reprinting, sales, or
redistribution of any kind a strictly prohibited unless otherwise permitted by Yoshinori Kaizu.
(C) Yoshinori Kaizu. All Right Reserved.